これが最後だと思って
この週末は、私がここ10数年参加している芝居集団の公演だった。
前回(7月)も今回も、やはり唄三線とのかけもちが辛く、「もうこれで公演に参加するのは終わりにしよう」と思うのだけど、そういいつつ、たぶんまたいずれ関わってしまうのだろうなぁと内心では覚悟していたりする。
今回は音響のオペレーターと選曲を一部手伝った程度だったのだが、いろいろな要因が絡んで、過去を振り返るというか、芝居を始めたころから今に至るまでの時間の経過をしみじみと感じることが多かった。いや別に、一緒にブースに入った照明さんが22歳だったので年齢差を感じたということだけではないのだが……。
別に仕事としてギャラをもらってやっているわけでもないのだけれど、やるからには、後悔のないようにやりたい。今回は金曜日1回、土日各2回の5ステージあったのに、日曜マチネまで、ノーミスのステージがなかった。さすがに焦って千秋楽(日曜ソワレ)は何とかノーミスで完了したが、何かと反省材料が多かった。「もうやるまい」と思いつつ今後に向けて反省するのは矛盾しているが、あくまで自分のためのメモとして……。
●役者(あるいは演じられている役)への愛情がなければ、いいオペはできない。
●先の段取りをあまり考えず、そのとき出している音、次に出す音に集中する。
●常に「これが最後のステージ」と考える。
「これが最後と思って」というのは、芝居に限らず、何をやるにせよ、後悔のないようにやるには必須の姿勢なのだと思う。内田樹氏も名著『「おじさん」的思考』のなかで、そんなことを書いていた。




