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次の首相にふさわしいのは誰か

今朝(9月13日)の東京新聞朝刊を見たら、1面の突き出し広告が政府広告(by内閣府)だった。「9月10日~16日は自殺予防週間です」と謳っている。

「安倍さん、自殺したりして」などと前日に思っていたので、なんたる符合、とか思ったのだけど、何となく、そういう人でもないような気がしてきたな(根拠なし)。

安倍首相といえば、先日、『六〇年安保闘争の真実―あの闘争は何だったのか 』(保阪正康、中公文庫)という本を読んだのだけど、(安倍首相の祖父である)岸信介ってこれほどまでに嫌われていたのか、と感嘆してしまった。むろん書き手の偏見もあるだろうけど、「嫌われる」というより「憎まれる」に近かったのかもしれない、とさえ思えた。

この本は私にはたいへん面白くて……というのは、全共闘あたりまでなら、世代的には離れていても、大学構内に何となくその匂いくらいは残っていたのだけど、60年安保というのはどんな感じだったのかまったく知らなかったからだ。著者は同志社大学在学中だったようで、基本的に全学連主流派にとても同情的なのだけど、まぁそれはさておき、「60年安保闘争は、日米安保そのものへの反対というよりも、岸信介が体現している戦前のような上意下達の威圧的な警察国家への回帰に対する嫌悪・憎悪が主流だったのではないか」という見解には説得力があった。

で、話は戻るのだけど、岸首相はそんなふうに大変嫌われていた、と。女婿・安倍晋太郎は結局首相になれずに、なんか可哀想な人のイメージがある。その息子の安倍晋三はといえば……まぁなんというか滑稽といってもいいくらいだ。三代続くと、こうなってしまうものなのかなぁ(いや、四代か?)。

それにしても、思い起こせば、小泉の後継を決める自民党総裁選の前、「次の首相としてふさわしいのは誰か」という趣旨の世論調査では、常に安倍が首位に立っていたように思う。あの頃の調査で「安倍」と回答した連中ってのは、今何を思っているのだろう(って、別に何も考えちゃいないんだろうな、たぶん)。

ついでに言えば、今のこうした状況の責任ってのは、05年の衆院選で自民党に圧倒的多数を与えた連中にもあるのだよ、どうせ分かってないとは思うけど(→責任の取り方」)。

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コメント (2)

keybow:

お久しぶりです。
安倍晋三は、祖父が岸信介で父親が安倍晋太郎であるというだけで、首相に成ったのだと思います。というか、血筋故にある種の勢力から期待されて、首相に祭り上げられたのではないかと思います。
祖父や父親から、政治家としての資質(智謀や胆力)は全然受け継いでいるとは思えませんね。
そして、個人的政治センスもお寒いものではないかと思います。
この人の本・「美しい国へ」読んだ事あるのですが、その中で、自分の祖父や父親を偉大だったと褒め上げ、同盟国アメリカを理想的民主主義国家、日本の最良のパートナーと礼賛しています。
しかし、祖父が重要な役割を担った先の戦争に付いては何も語っていません。真珠湾もナガサキ・ヒロシマについても。また、戦争で膨大な犠牲を払い、今尚大部分の米軍基地が押し付けられている沖縄に付いても、一言の記述もありませんでした。
一国の首相が、こんな本に「美しい国へ」という題名を付けて出版する神経を疑いましたね。

赤木宗徳の孫といい、政治家は三代続かないようです。

山辺響:

keybowさん、お久しぶりです。安倍首相の評価についてはおっしゃるとおりなんですが、しかし彼に当初は世論も大きな支持を与えていたってのが情けないですよね……。

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2007年09月13日 14:38に投稿されたエントリーのページです。

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