野球の話。
イチローのことはとても気に入っている。バッティングフォームも、プレーのスタイルも、インタビューとかに対する受けこたえも、話し方も、話している内容も(昨夜なんかNHKスペシャルを少しだけ見た)、なんというか非の打ち所がない気がする。同世代では、羽生善治・武豊とあわせて天才三羽烏と呼ぶべきだろう(しかしなんでカラスなのかね)。
でも、体格に劣る日本の野球選手が、メジャーリーグでああいうスタイルで成功するというのは最適な戦略なのだろうし、その意味では当然の、分かりやすい戦略のように思える(だからといって、その戦略で実際に成功できるのは事実上イチローしかいないにしても)。パワーに対してスピードとテクニックと精度。
それに比べてどうだろう、日本で最も高い人気を誇るチームで4番を張った松井は……。日本ではともかく、メジャーリーグのなかではもちろん体格的に優位にあるわけではないし、実際、渡米当初は「こっちでは自分は中距離打者」などと言っていたように思う。
ところが今やどうだろう。向こうの超名門チームで、いつのまにか、4番を打って少しも違和感のない選手になっている。
イチローみたいに何かの記録で名を残すということはなさそうな気がする。松井語録なんてのも残らないかも。でも、淡々と、ヤンキースの4番。
私は松井のバッティングフォームも話し方もそんなに好きではないし、そもそも彼が日本で在籍していたチームが大嫌いなので、選手として別に好きなわけではないのだが、なんだか実はコイツの方がイチローよりも凄い選手なんじゃないかという気がしてくるのだ。
まぁ「どっちが凄い」じゃなくて、「どっちも凄い」のだろうけど。
コメント (2)
山辺さんは松井を高く評価されてる様ですね。
私はあまり…、という気持ちですね。
今、アメリカは政治的に日本の支えを、とても必要にしてるように思えます。
読売という、日本の最メジャー球団から、アメリカの最メジャー球団・ヤンキースへ、日本の箱入りとも言うべき選手が遣られたのです。
アメリカ側に政治的配慮が為されるのは、当然のようにも私には思えます。
故に、松井は野茂やイチローに及ばないとしか思えませんね。
投稿者: keybow | 2004年10月24日 12:16
日時: 2004年10月24日 12:16
keybowさん、いつもコメントありがとうございます。
「高く評価する」というより、「目立たないけど実は……」くらいでしょうか。
で、ことスポーツ選手の評価に関するかぎり、「政治的配慮」を考えるのはどうか
という気がします。
むろん、読売ジャイアンツとヤンキースのオーナー同士が似たような政治的志向
で結びついている可能性というのは理解できますけど、現場の選手のパフォーマンスには
関係ないのではないかと。
投稿者: 山辺響 | 2004年10月25日 10:27
日時: 2004年10月25日 10:27