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なぜ沖縄に基地があるのか

町村信孝という「素人」が沖縄国際大の米軍ヘリ墜落現場を視察して「操縦が上手かった」などと発言してひんしゅくを買っている。ヘリの操縦について素人であるのは別に構わないけど、それを外相として・政治家としての失言の言い訳にするなんて、恥知らずにもほどがある。

日曜日にこのニュースを聞いたときは腹が立ったのだけど、まぁアメリカの属国化を志向する小泉政権の閣僚に何を求めても無駄だろう。たぶんこいつは自宅の隣の公園にでも米軍機が墜落しないと事の本質を理解しないに違いない(それでもダメかも)。

それにつけても思うのは、「沖縄の米軍基地は日米安保のために(日本の安全を守るために)存在している」という認識がいかに誤っているかということだ。

考えるまでもないことだが、沖縄の米軍基地は「では安全保障条約を結びましょう。日本はアメリカに基地その他の施設を提供します。その代わりアメリカは日本が他国から攻められたときに守ってください。さて、基地はどこに作るのがいいでしょうか」という経緯でできたのではない。日米安保条約のために沖縄の米軍基地が作られたわけではないし、日本を守るために沖縄に米軍基地ができたのではない。米軍が沖縄を支配するようになった時点では、アメリカは日本を守るどころか、むしろ日本を攻撃する立場だったのだから。

米軍基地は、元から沖縄にあった。どういう経緯で米軍基地ができたかは、あえてここでは書かない。沖縄が1972年に日本に「復帰」する以前から、米軍基地はそこに存在し、ベトナムに出撃しては大量殺人を繰り返してきた。

日米安保条約は、それが今もそこにあり続ける口実を提供しているだけ。「そこに基地がある」という既成事実を固定させるために使われているだけ。沖縄の米軍が今どこで何をやっているか、沖国大に墜落したヘリがどこに行く予定だったかということを考えても、沖縄の米軍基地は日本を守るために造られた/存在しているのではないのは明らかなのだけど。

「日本の安全保障は日本国民全体の問題だから、沖縄にだけ基地負担を押しつけていてはイカン」というのは、確かに「現在」(そして将来)だけを考えれば正論かもしれない。でもそれでは、過去の経緯を完全に無視した議論になりかねない。沖縄は必ずしも日米安全保障条約のせいで、他の日本国民のために犠牲を強いられているわけではない。本来は、それ以前に生じた問題が解決されていないという話なのだ。辺野古ヘリポートの問題なんて、いわば以前の借金を踏み倒しておいて次の借金の相談で揉めているようなものだ。

沖縄の米軍基地問題は、本来的には「戦後処理」の問題であって、沖縄では「戦後」はまだ終わっていない……そんな気がする。

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コメント (2)

keybow:

この外相は、もし沖縄以外の地で同様の事件が起こったとしたら、同じような失言をしたでしょうか?たぶんこんな軽率な言葉は吐かなかっただろうと思います。
しばしば国粋主義的言辞を発しているこの政治家にとっては、沖縄は植民地でしか無いでしょう。その本質がポロッと出たのだと思います。

もっともこの外相だけで無く、小泉首相を始め現体制の全ての保守政治家は同じ感覚の持ち主と言えましょうが。

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に書き換えをお願いできませんでしょうか。
ほんとすんません。

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2004年10月18日 20:49に投稿されたエントリーのページです。

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