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アメリカに恩を売る

唄三線を趣味にしている以上は当然のことだが、私はよく(といっても年3~4回だが)沖縄に足を運んでいる。初めてかの地を訪れる予定の人から、「どこに行けばいいか」と聞かれることもよくある。沖縄本島に限って言えば、復元されたものとはいえ首里城にはもちろん行くべきだし、那覇の公設市場も見ておくべきだし、新しい名所だけれども本部の「美ら海水族館」は外せない。観光地としてはちょっと地味かもしれないが、南部の斎場御嶽にも私は何度も足を運んでいる。南部といえば、騒々しい修学旅行の団体と遭遇するのが心配だけど、やはり平和祈念資料館やひめゆりの塔にも一度は行っておくべきだ。

でも、現代沖縄の名所といえば、何といっても米軍基地だ。2000年の九州・沖縄サミットで、他国の首脳が那覇空港に降り立ったのに対して、米クリントン大統領は嘉手納基地を使っている。例外的な状況を除けば、観光客にとっては「入ることのできない名所」だが、沖縄の動脈とも言える「一号線」こと国道58号を走れば、延々と続くフェンスからその広大さを実感できるし、「安保の丘」と名づけられた嘉手納基地を見下ろすスポットもある。

自衛隊のイラク派遣や4月の邦人人質事件のときに何度か聞いたのが、「アメリカに恩を売っておかないと、北朝鮮と何かあったときにどうする?」という論調だった。恐らく、そういう主張をする人たちには、沖縄をはじめ日本各地に置かれた(といってもかなりの部分は沖縄だが)米軍基地はまったく見えていない。自衛隊をイラクに派遣して「恩を売」ったりしなくても、日本は日米安保条約に定められた義務を完全に(いや必要以上に?)果たしているはずなのだ。このうえさらに恩を売るとすれば、条約で結ばれたアメリカという国家に対してではなく、国際社会で孤立を深めつつあったブッシュ政権に対する恩でしかありえない。その恩を返してもらえるとしても、有効期限は最長で2008年12月まで。あるいは、今年一杯かもしれない。

沖縄の米軍基地については、swan_slabというウェブログの「米軍移転案に北海道猛反発」という記事が面白い。

他県の住民にとっては、沖縄に対して、こころひそかに、日本国の平和と安全のために犠牲になってね、とは念じても、自分たちがリスクを負うのだけは絶対にイヤだというのが本音だろう。

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コメント (2)

こんにちわ はじめましてです しげるです
遊びにきてみました。_・)ソォーッ

沖縄はいったことがないので 
行きたいとは 思っていますが、
正直、旅費との都合でいつも
あとまわしにしてしまっています。

首里城も行って見たいですが、
米軍基地も自分の目で感じ取りたいと思っています。

沖縄の米軍基地問題の話は 複雑な気持ちになります。

こんにちは

記事の紹介ありがとうございます。
「分かち合いたくないもの」とつぶやいたウチナーンチュは、基地内大学に通う学生です。911テロを境に基地内のアメリカ人の変化を感じとってきたといいます。

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2004年06月10日 20:18に投稿されたエントリーのページです。

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