イラク情勢がますますひどいことになっている。
アメリカが戦っている相手が、フセイン独裁政権の残党でもなく、アルカイーダでもなく、イラク国民自身であることがますます明らかになっているような気がする。
ところで、先日ファルージャで殺され、住民に遺体を引きずりまわされたり鉄橋に吊るされたりした米国人は、日本では「民間人」と報道されているが、実は米軍特殊部隊出身者などが在籍する特殊警備会社の社員であるという情報が、閑話休題blogで紹介されていた。私も「平和のための翻訳者連合(TUP)」の末席を汚している関係で、この話は前から耳にしていたのだけれど、日本の主要メディアでもようやく報道されるようになったようだ。
Yomiuri Onlineの記事では、米ワシントンポスト紙の報道として、「元特殊部隊員を中心とする軍事会社が、要人警護や軍事訓練だけでなく、“実戦部隊”としての役割も担っていることを示すものだ」と伝えている。また、「同紙によると、ブラックウオーター社はイラクに約450人を派遣している。3月31日に中部ファルージャで殺害され、遺体が引き回された米国人4人も同社の要員だった」とも。
米軍がいろいろな機能を民間に委託しているのは以前からの話だろうけど、軍隊の本業である戦闘さえ任せてしまうとなると、まさに傭兵そのものだ。
って、いくら米軍の委託を受けているとはいえ、民間会社の社員として派遣されている人間がイラク人を殺しているわけだよね……。これって戦争? 殺人?(まぁどちらも同じと言ってしまえばそれまでだけど)