思っていた以上に先日の鴻上作品の印象が強かったので、ついふらふらと、サードステージのサイトで『朝日のような夕日をつれて’91』と『第三舞台 20 YEARS』という2枚のDVDを購入してしまった。
『朝日』は第三舞台の旗揚げ以来、何度も上演されている作品で、1991年のキャストは大高洋夫・小須田康人・筧利夫・勝村政信・京晋佑。ちょうど私が第三舞台を熱心に観ていた頃のメンバーだ(たぶん私は87年・89年・91年の『朝日』を観ているはず)。
昨夜このDVDを観たのだが、まぁもちろん芝居をDVDで観るというのは、とっても「マガイモノ」感が強いわけで、やっぱり何というか「あ~懐かしいなぁ」ということでしかない。で、先日も書いたように鴻上さんの台本は昔から時代の最先端を取り入れていて、91年の作品を今こうして観ると「う~ん、そうか、この頃はまだパソコン通信の時代だったのだなぁ」という感じ。最近よく見ているサイトに「『マルチメディア』は死語化している」という記事があって、要は「今や当たり前になってしまったので、わざわざそんなことを言う必要がなくなってしまった」という趣旨なのだけど、そのマルチメディアという言葉が、まだ(うさんくさいなりに)輝きを持っていた頃、それがこの『朝日』の1991年なのだなぁと妙なところに感銘を受ける。
もちろんこの『朝日』も十分に楽しめるのだけど、まだ観ていない『第三舞台 20 YEARS』の方が楽しみかもしれない。私が観たことのない、旗揚げ当初の役者さんの姿が残っているはずだから……。