社会保険庁がCM・広告に起用した江角マキコさんが、国民年金保険料を払っていなかったという話。
毎日新聞の記事によれば、民主党の菅直人代表が、彼女の参考人招致を求めたらしい。23日の日経夕刊には、坂口力厚生労働相が、社会保険庁に「緊張感を持て」と苦言を呈したとの記事がある。この記事によれば、社会保険庁は、広告代理店との契約の際に彼女が納付しているか否かを所属事務所を通じて文書で確認したという。「損害賠償請求など法的措置が可能かどうかも含めて対応を検討中」とまで書かれている。
あのさ、江角さんは「女優」として起用されたわけだよね? CMでは指定された台詞をしゃべって演技しただけだよね? その役者の現実世界での行動なんて、そもそも関係あるのだろうか。↑の報道に出てくる連中は、虚構と現実の区別がつかなくなっているのではないか。納付を促す「演技」が上手にできれば、それで十分じゃないか。ドラマで殺し屋を演じた俳優が、実生活で一人も殺していなかったら問題になるのだろうか?(なるわけがない) 風邪薬のCMに出ている俳優が、その冬一度も風邪をひかず、その商品を一度も飲んだことがなかったら問題になるのか?(なるわけがない)
むろん、国民年金保険料を収めていないことの是非は別問題だ(第一感としては、ある金融商品に投資するか否かは個人の自由であるべきだという気がするが、年金については不勉強なので判断は慎もう)。しかしそれはCMとは別の、現実世界の問題としてきちんと対処すればいいことだ。
民主党も、こんなくだらんことに国会の場を使わないでほしい。江角マキコさんには、もし参考人招致されたら、誰かに台本書いてもらって「私は女優よ!」と啖呵を切ってほしいところだ。官僚の作文を棒読みする大臣がいるんだから、参考人が誰かの台本を読んだっていいじゃないか。
一連の報道でいちばん笑えるのは、社会保険庁が「彼女が納付しているか否かは所属事務所を通じて文書で確認した」という部分。特定の個人が納めているか否か、社会保険庁は自前では確認できない、と解釈してよいのかな? 損害賠償請求などしたら、とんだ笑いものになりそうだ。
ちなみにlivedoor blogで検索してみると、この件の馬鹿馬鹿しさを認識している記事ももちろんたくさんあるが、勘違いしている記事も多い。「人に言う前におまえが払えよ」とか憤っている。なんだかな~。
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と、↑のように書いているうちに、なんだかこの件そのものが、全体として、社会保険庁の宣伝戦略の一環みたいに思えてきたぞ(笑)
未納云々の話がなければたいした話題にもならずに終わったCMだったかもしれないのに、野党まで噛み付いてくるし、それより何より「国民年金保険料を払っていないのは悪いこと」みたいな雰囲気が生まれている。滞納分を2年前までしか遡及して払えないことを問題視する動きもある……。
コメント (1)
こんばんは サボテンです。
俺のブログに載せているクイズに取り組んでもらい
その上 リスト登録までして頂きありがとう御座います。
俺は 余り難しい内容は判りませんが 一つだけ・・・
どう見ても 江角さんイジメとしか思えなかったのは俺だけでしょうか?
会見での記者とのやり取りは 可哀想で見ていられなかった。
何でも出来て 完璧な人間など居るはずもなく
だからこそ人間であり 勉強して努力して頑張るのだと思います。
少しでも楽しく暮したい男の発言でした。失礼しました。
投稿者: サボテン | 2004年04月06日 20:18
日時: 2004年04月06日 20:18