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辺見庸さんのこと

脳神経系の病気で倒れた人といえば、もちろん今は長嶋茂雄氏だが、その数日後、作家の辺見庸さんも脳内出血で倒れて入院した。幸い軽症のようで、毎日新聞によれば、1週間の入院、回復までに1ヶ月を要するとある。

不勉強な私は、彼の小説を一つも読んでいない。芥川賞を取った『自動起床装置』すら読んでいない。私が知っているのは、米国によるアフガニスタン攻撃の後に出版された『単独発言―私はブッシュの敵である』など、時流に抗する発言者としての辺見庸さんだ。坂本龍一が中心になってまとめた『非戦』にも書いているはずだ。

『世界』3月号では、World Peace Nowのピースパレードについて、一人の参加者としての立場から厳しい批判を展開している。その批判が必ずしも的を射ているとは私には思えないのだが、そうはいっても、過去の「運動」を知る立場からの貴重な発言だとは思う。

辺見庸さんの一日も早い快復を祈ってやまない。

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[以下、蛇足]
昨日の女子マラソンに関する投稿にも現われていると思うのだけど、どうもオリンピックに興味がもてない。野球チームの監督についても、まぁどうでもいい。世間からほとんど関心を寄せられていない辺見さんの病状とは異なり、長嶋さんの病状やリハビリについては、ここまで報じる必要があるのかと思うくらい詳細に報道されているけど、それを読む限りでは、この夏、野球チームの監督を務めるのなんてとうてい無理だろうと思う。世間も長嶋さん本人も納得する代役といったら、やはりカリスマ性も監督としての力量も文句のない王さんしかいないでしょうと思うのだが、やはりプロ野球チームの監督が公式戦のさなかに抜けるのはさすがに無理かもなぁ……。

私はそもそもアンチ読売だし、選手としての長嶋さんについては、子供の頃に少しは見たはずなのだが記憶はほとんどないから、彼が私よりも上の世代に絶大な人気を博している理由はよく分からない。なので、昨今の病状や回復ぶりについての報道も過剰ではないかと思う。

……といっても、別に冷淡に突き放しているわけではない。両親をやはり脳神経系の病気で亡くした私としては、なーんとなくこの種の病気で倒れた人というのは気になってしまう。他の病気の人はどうでもいいというわけではないが、何となく縁の遠い話ではないように感じてしまう。長嶋さんについても心から快復を祈りたい。

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2004年03月17日 20:10に投稿されたエントリーのページです。

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