スペインの総選挙で、与党・国民党が敗北した。アスナール首相退陣、政権交代という流れになるのだろう。
マドリードでの列車爆破テロが与党にとって逆風になったと報じられている。しかしテロ直後には、政府の呼びかけによるものとはいえ、テロに抗議する数百万人規模の街頭デモが行われたというから、スペイン国民が「テロに屈した」わけではないだろう。
前にも書いたように、選挙は単一のテーマのみをめぐって争われるものではないから、今回の選挙結果にも経済その他多くの要素が絡んでいるはずだが、少なくともテロ以前に伝えられていた与党優位という予測が覆った以上、この選挙結果は「イラクへの武力行使によって、世界が以前より安全な場所になった」というブッシュ=ブレア=アスナール(=小泉)の主張に対する大きな疑問を現わしているのではないか。